データ暗号化でクラッカーから身を守る方法を学ぶ
侵害の脅威が常に迫っている中、企業にとってデータを可能な限り安全に保つことは非常に重要です。
プロテナスの最新レポート「Breach Barometer」によると、2017年3月には150万件以上の患者の医療記録が侵害されており、最大の事例では約70万件の記録が侵害されています。
電子的に保存されるデータ量が常に増加していることを考えると、このようなタイプの攻撃に対抗することは、これまで以上に必要不可欠になってきています。データ暗号化とは何か、それがどのように機能するのか、なぜ重要なのかをしっかりと理解することは、IT業界のすべての人が持っていなければならないことです。
シンプルな定義
データ暗号化とは、データをある種のコードまたは「暗号」に変換する行為であり、復号鍵を持つ特定のユーザーのみがアクセスして解読することができます。金庫のようなものだと考えてください。重要な情報を金庫の中に入れ、その組み合わせを持っている人だけがアクセスできるようにします。
非対称暗号化と対称暗号化
これは簡単そうに聞こえますが、少し複雑になります。データ暗号化には、非対称暗号化と対称暗号化の2種類があります。
公開鍵暗号としても知られている非対称暗号化では、公開鍵と秘密鍵の両方を使用します。
どちらの鍵もメッセージを暗号化することができますが、復号化には秘密鍵のみを使用することができます。これにより、公開鍵をインターネット経由で転送することができるため、ユーザーは自分のファイルが破られることを心配する必要がありません。秘密鍵がなければ、悪意のある人が暗号化された情報にアクセスすることはできません。
一方、対称暗号化では、メッセージの暗号化と復号の両方を行う単一の秘密鍵だけを使用します。このプロセスは非対称暗号化よりも高速で処理能力も低いですが、受信者がメッセージを復号化するためには、その鍵へのアクセス権を持っていなければなりません。
ほとんどの暗号化ソフトは使いやすく、送信や保存が必要な大量のデータファイルがある場合は、暗号化しながら圧縮(Zip)することができます。
ファイル圧縮がどのように役立つかに興味のある方は、この記事を読み終わった後にファイル圧縮のガイドもあわせてご覧ください。
なぜデータ暗号化が必要なのか?
家を出るときにはドアに鍵をかけますよね?お店に行くときも、車のカギを刺しっぱなしにはしないですよね。
ですから、コンピューターやサーバーに保護が必要な重要なファイルがある場合、誰もがアクセスできないようにする必要があるのは言うまでもありません。
残念ながら、世の中には、企業の貴重な情報を平気で盗み出す悪党が存在します。
データが漏洩した場合、企業は金銭や顧客の信頼を失うだけでなく、どのようなデータが漏洩したかによっては、法的なトラブルにも直面する可能性があります。
健康記録、銀行口座情報、または配送スケジュールのような単純なものを保存しているかどうかにかかわらず、ファイルが暗号化ソフトウェアで保護されていることを確認することは非常に重要です。導入に時間はかかりませんし、導入してしまえば、データがより安全になり安心することができます。
この記事は、File Compression: Everything You Need to Know About Compressing Files & Why を翻訳したものです。
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