![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index10_title-1.png)
最近のコンデジにはミニチュアライズやソフトフォーカスといった写真のニュアンスを変える機能がついています。この機能でもニュアンスを変えることはできますが、もっと、自分のイメージにあった写真に変身させたいときは、Corel PaintShop Proを使ってみましょう。
「デジタル一眼レフも難しくてコンデジにしたのに、パソコンで画像処理なんて難しそうでちょっと・・・」と思っている方もいるかもしれませんね。でも、大丈夫です。PaintShop Pro は、ほんの数ステップで写真のニュアンスをガラリと変えることができます。まずは、ぜひ使ってみてくださいね。
1.PaintShop Pro でボケ感のある写真に変身させよう
PaintShop Pro を使えば、コンデジで撮った写真も簡単にボケ感のある写真に変身することができます。
例えばこの写真。お散歩途中に階段とその先の戸の雰囲気が好きで撮った1枚です。階段の先の戸に目線がいくようにボケ感を出してみましょう。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r5_c5.png)
「調整」から「被写界深度」を選択します。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r7_c2.png)
ボカしたくない範囲をフォーカスエリアで選択します。
「ぼかし」でどのくらいぼかすのか設定します。
「フォーカスエリアを調整する」でさらに微調整。「境界ぼかし」は数字を大きくするほうが自然なボケ感になります。また、フォーカス範囲を使うとフォーカスエリアで選択した範囲を狭くしたり、範囲いっぱいまで広げることができます。
こんな感じになりました。コンデジで撮った写真も簡単にボケ感のある写真に大変身です。ぜひ活用してみてくださいね。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r9_c5.png)
2.アンティーク雑貨をレトロシックな雰囲気に変えてみよう
アンティークな雑貨をパチリ。マクロ撮影 を使って近づいて撮りました。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r13_c2.png)
さらに、周辺の光量を落として、ソフトフォーカスな感じプラスし、レトロシックな雰囲気にしてみましょう。
このひと工夫、実はとっても簡単です。PaintShop Pro「ビネット効果」を利用すればあっという間に出来上がります。
「効果」から「写真効果」さらに「ビネット」を選択します。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r17_c5.png)
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r19_c2.png)
フォーカスエリアは○を使い、切手とガラスを囲むように選択します。レトロシックな感じを出すので、「暗さ/ライト」はマイナスにします。プレビューで結果がすぐ見れるので、色々と試してみましょう。「OK」を押すと、出来上がりです。
とても簡単にレトロシックな感じになりました。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r15_c2.png)
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r31_c3.png)
先ほどの写真では主題となる切手とガラスの部分が少し暗いのが気になりました。そこで、「ビネット」の前に、写真の明るさを調整してみましょう。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r23_c2.png)
「カーブ」を使って、特に切手とガラスの部分が明るくなるようにします。そのあと、先ほどの「ビネット」を使ってみましょう。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r25_c2.png)
どうでしょうか。切手とガラスの部分に光が当たっているような印象になりました。こちらのほうがよりニュアンスが伝わる一枚となりました。
3.明るすぎて失敗した写真をふんわりニュアンスの写真に変身させよう
露出オーバー気味に撮れてしまった写真でも、先ほど登場した「ビネット」を使うことでニュアンスのある写真になります。全体的に明るい写真なので、思い切って「暗さ/ライト」はプラス側に。そして、「ぼかし」「拡散光」も少しアップしてみましょう。すると・・・afterはこんな感じになります。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r29_c2.png)
ふんわりと優しい写真になりました。このままポストカードとしても使えそうですね。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r31_c3.png)
そして、さらにふんわり感をアップさせてみましょう。「効果」から「写真効果」さらに「フィルムとフィルター」を選択します。
フィルムルックを見てみると「妖しい魅力」というなんだか気になる名前がありました。今回はこれを使ってみることにしました。
ただ、これだけでは物足りないので、ふんわり度を増すようにクリエイティブフィルターの「ウォーム」を選択します。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r33_c5.png)
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/index_r35_c2.png)
すると、こんな風になりました。一番最初の写真と見比べてみてください。ふんわりと優しい色が写真全体を包んでいて、同じ写真とは思えないほどの大変身となりました。
他にもPaintShop Pro には写真をもっと素敵に変身させるアイテムがたくさんあります。今後も少しずつご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
どうでしょうか。コンデジでもいろんな写真の楽しみ方があります。コンデジだから・・・としょんぼりしないで、コンデジの特徴を活かしながら、ぜひあなたらしい写真を撮ってみてくださいね。
![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2019/08/mayumi_watanabe.png)
渡邉 真弓 / Mayumi Watanabe
札幌で活動するフォト・クリエイター。
写真の撮影、執筆や写真を使った雑貨の製作など、写真にまつわる活動をしています。
愛用のカメラはPolaroid690、Canon EOS5D、Minolta AUTOCORD。
共著『Cute Photographer~おしゃれな写真が撮れる本~』(翔泳社2008年5月)や女子カメラ等の雑誌に掲載。
2009年からAMUCHOCOカメラ教室(札幌市)を始め、ときどき北海道新聞「とまこむ」紙面カメラ講師も。
2011年5月アルテピアッツア美唄にて個展「air」を開催。
Website “allo?”
http://www.allo-japon.com/
Twitter
@allo_mayumi
撮影協力:
スゥイーツカフェ AMUCHOCO(札幌市)
http://www.amuchoco.com/
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![](https://jp.learn.corel.com/wp-content/uploads/sites/2/2023/10/paintshop-hero-1024x705.jpg)
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