AfterShot Pro 効率化のために覚えたい基本(4)
効率的に作業を進めるために、ぜひ覚えておきたい機能を紹介します。第4回は「選択編集で覚えておきたい機能」です。
AfterShot™ Pro は、RAW ワークフローに必要なすべての機能を搭載し、RAW 画像をすばやく現像して美しい作品に仕上げることができる超高速 RAW 現像ツールです。
AfterShot Pro 3 の製品ページに掲載されている、使い方を紹介したチュートリアルビデオにはさまざまな機能が紹介されています。どれも基本的な機能ですが、効率的に作業を進めるにはすべてマスターしておきたい機能です。全 5 回にわたり、チュートリアルビデオに登場する、ぜひ覚えておきたい機能を紹介します。
4. 選択編集の基本について(7:17~8:11)
4. 選択編集の基本について(7:17~8:11)
レイヤー機能を使用すると、特定の領域のみを調整・編集することができます。
写真の一部のみを調整するには:
調整する領域を指定するには、調整レイヤーを使用します。
- 上部のツールバーの右にある[レイヤーマネージャーを開く]ボタンをクリックする
- 表示されたレイヤーパレットの[調整レイヤーを追加]ボタンをクリックする
- 調整したい領域を、レイヤーパレットの領域ツールを使って指定する
この状態で調整の操作を行うと、手順3で指定した領域のみが調整されます。
領域の境界部分のぼかし具合や、領域のサイズは、レイヤーパレット下部の[境界をぼかす]および[サイズ]スライダーで変更できます。
また、レイヤーの追加後に写真全体を調整したい場合は、レイヤーパレットの[名前]リストから「メインレイヤー」を選択します。上部のツールバーの[現在のレイヤーを選択]リストボックスからも選択できます。
写真の損傷を修復するには:
修復/クローンレイヤーを使用すれば、写真の損傷を修復できます。
修復/クローンレイヤーには、修復・クローン・汚れの3つのモードがあります。
● 修復モード
皮膚の小さなしみや、空の小さな小鳥を削除するのに適しています。
- 上部のツールバーの右にある[レイヤーマネージャーを開く]ボタンをクリックする
- 表示されたレイヤーパレットの[修復/クローンレイヤーを追加]ボタンをクリックする
- 領域ツールから[円形]をクリックする
- プレビューパネル内で、削除したい部分をクリックする
- レイヤーパレットの[モード」ドロップダウンリストから「修復」を選択する
● クローンモード
写真の損傷した部分や不要な部分に、写真の一部をコピーして削除する機能です。
- 上部のツールバーの右にある[レイヤーマネージャーを開く]ボタンをクリックする
- 表示されたレイヤーパレットの[修復/クローンレイヤーを追加]ボタンをクリックする
- プレビューパネル内で、削除したい部分を領域ツールを使って指定する
- レイヤーパレットの[モード]ドロップダウンリストから「クローン」を選択する
- 手順3で指定した領域の近くに、同じ形状の赤い枠が表示されるので、この枠をドラッグしてコピーする部分を指定する
● 汚れモード
クローンとスマート修復を組み合わせた機能で、クローンより自然な修復が可能です。
- 上部のツールバーの右にある[レイヤーマネージャーを開く]ボタンをクリックする
- 表示されたレイヤーパレットの[修復/クローンレイヤーを追加]ボタンをクリックする
- プレビューパネル内で、削除したい部分を領域ツールを使って指定する
- レイヤーパレットの[モード]ドロップダウンリストから「汚れ」を選択する
- 手順3で指定した領域の近くに、同じ形状の赤い枠が表示されるので、この枠をドラッグしてコピーする部分を指定する
修復する領域のサイズや境界のぼかし具合は、[境界をぼかす]および[サイズ]スライダーで調整可能です。