渡邊真弓さん / 今日からできる！写真の撮り方4～基本編～

By ジャパンマーケティング

PaintShop Pro Ultimateに付属しているNik Color Efex Pro 3.0。とても優秀な写真加工のプラグインで、数ステップで写真のイメージが劇的に変わります。難しい知識は不要です。直感的に操作ができるので、初めてでも楽しく扱えます。Nik Color Efex Pro 3.0は、きっと、あなたの写真に新しい表現を与えてくれるでしょう。

さて、前置きはともかく早速使ってみましょう！

★Nik Color Efex Pro はどこにあるの?

その前に。Nik Color Efex Pro はどこにあるかご存知ですか？
Nik Color Efex Pro は「効果」→「プラグイン」→「Nik Software」→「Color Efex Pro」と選択します。すると、別ウィンドウでColor Efex Pro が開きます。

それでは、早速使ってみましょう！

Color Efex Pro 3.0にはたくさんのフィルタが用意されています。まずは、使うフィルタによって写真の印象がどう変わるかを見てみましょう。

近所の公園。カラフルでまぁるいラインに惹かれて、パチリ。

何気ない風景を切り取った写真です。それでは、Color Efex Pro 3.0を使って、写真の持つ印象を変えてみましょう。

「インク」フィルタを選択するだけで、なんだか懐かしい感じの写真になりました。ここまでワンステップ。とっても簡単です。

「B/Wコンバージョン」を使うと一瞬でモノクロ写真に変わります。

もちろん、細かな調整も可能です。画面右側に表示されるこの部分で行います。調整は、それぞれの項目の下についている▲印を左右に動かすだけ。動かすとすぐ結果が写真に反映されるので、イメージどおりの調整が簡単に行えます。

※表示される項目はフィルタによって変わります。

「コントロールポイント」を使うと、こんなこともできますよ。

一部に色を残したモノトーンの写真。印象深い1枚となりました。

コントロールポイントで「－」を選択し、色を残したい部分を指示します。指示した範囲についてはフィルタをかける前の写真の色が残ります。ちなみに、コントロールポイントの「＋」を選択すると、選択した範囲だけに効果が適用されるようになります。

トイカメラなどで人気のクロスプロセス。独特の発色が人気の秘密です。これも「クロスプロセシング」を使うと簡単にできます。今回はE6-C41 C01 を選択しました。

写真全体を明るくふんわりとした印象にする「パステル」。彩度とコントラストを低めにすると、より非現実的なふんわり感を出すことができますよ。

どうでしょうか？こんな風にフィルタを選ぶだけで、よく見る風景を切り取った写真もいろいろと印象を変えることができます。

次のページでは、フィルタを複数組み合わせた時の効果をご紹介します。

渡邉真弓 / Mayumi Watanabe

札幌で活動するフォト・クリエイター。
写真の撮影、執筆や写真を使った雑貨の製作など、写真にまつわる活動をしています。
愛用のカメラはPolaroid690、Canon EOS5D、Minolta AUTOCORD。
共著『Cute Photographer～おしゃれな写真が撮れる本～』(翔泳社2008年5月)や女子カメラ等の雑誌に掲載。
2009年からAMUCHOCOカメラ教室(札幌市)を始め、ときどき北海道新聞「とまこむ」紙面カメラ講師も。
2011年5月アルテピアッツア美唄にて個展「air」を開催。

Website “allo?”
http://www.allo-japon.com/

Twitter
@allo_mayumi

撮影協力:
スゥイーツカフェ AMUCHOCO（札幌市）
http://www.amuchoco.com/